遺影写真を準備するということ─元気なうちに考える“らしさ”の残し方
1. 遺影写真とは“故人らしさ”を表す大切な一枚
葬儀の際、祭壇の中央に飾られる遺影写真は、参列者にとって故人を偲ぶ「顔」となる存在です。単なる証明写真ではなく、人生を映し出すような、穏やかでその人らしい表情が求められます。遺影は、葬儀のあとの法要や仏壇にも飾られ続けるため、家族にとっても長く残る大切な一枚となります。だからこそ、「自分らしい表情で写っていたい」「家族に自然な姿を遺したい」と考える方が、少しずつ増えてきました。
2. 元気なうちに考えておくことのメリット
遺影の準備というと、どこか縁起でもないように感じる方もいるかもしれません。けれど、今は終活の一環として前向きに取り組む方が増えています。元気なうちに写真を選んでおけば、家族が慌てることもなく、「どの写真がいいか分からない」「本人の気に入っていた写真が見つからない」といった不安を避けられます。また、自分で気に入った一枚を残せることで、本人の意思が尊重された形でのお別れにもつながります。最近では、ご自身で写真館などで撮影される方もいれば、家族との日常写真を遺影候補として選ぶ方もいます。重要なのは、“無理なく”“自分らしく”という視点です。
3. どんな写真を選べばよい?自然体の笑顔を大切に
遺影写真というと、かしこまった正面の証明写真を思い浮かべる方も多いかもしれません。しかし最近では、自然な笑顔や趣味の最中の一枚など、その人らしさが伝わる写真が好まれる傾向にあります。服装も、喪服のようなものにこだわる必要はありません。清潔感があり、穏やかな印象の服装であれば、普段着でも十分です。撮影時期もできるだけ最近のものを選び、本人のイメージと大きくかけ離れないようにすることがポイントです。また、背景や照明も重要です。写真館での撮影ならそのあたりも安心ですが、ご家庭のカメラでも、自然光で明るく、表情がよく見えるものを心がけるとよいでしょう。
4. 家族とのコミュニケーションのきっかけにも
「もしもの時に使ってほしい写真はこれ」と伝えておくことは、家族にとってもありがたい配慮になります。突然の別れの中で、「どれがいいのか分からない」「選ぶのがつらい」と悩まれるご家族の姿を、葬儀の現場でよく見かけます。そんな時、本人の希望があれば、それが何よりの指針になります。また、遺影を考える過程で「どう送られたいか」「どんな式がいいか」などを話し合うきっかけにもつながり、家族の終活意識の共有にも役立ちます。
5. 遺影も“その人らしい終活”のひとつとして
遺影写真は、「万が一の備え」ではありますが、同時に「人生を締めくくる表情」を準備する、ポジティブな終活のひとつでもあります。決して後ろ向きなことではなく、今を大切に生きるための、前向きな行動ともいえます。余市葬祭社では、写真の選び方や保管方法なども含めた終活相談を承っております。どんな写真がよいか迷ったときも、お気軽にご相談ください。形式にとらわれない、「その人らしい」終活を、ぜひご自身のペースで考えてみてください。
タグ:終活, 遺影写真, 遺影の準備, 家族との会話, 自分らしさ, 余市町, 北後志, 写真の選び方, 葬儀準備, 余市葬祭社
投稿者プロフィール

- 余市葬祭社「中道造花店」は、長きにわたり葬祭サービスを通じて、北後志の皆様と共に歩んでまいりました。遺されたご遺族様、ご親族様に心から満足していただけるご葬儀が行えるように、真心を込めてお手伝いさせていただいております。これからも地域密着型の葬儀社として「送る人」「送られる人」の想いに寄り添い、充実した葬送サービスをご提供してまいります。
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